• 2021/04/20

一般住宅をはじめ、アパートやマンションの台所や洗面所の床には
クッションフロアを使用しているケースが多くあります。

クッションフロアは、塩ビ樹脂に可塑剤や安定剤、発泡剤を混ぜ合わせ熱を加えて作られたものです。
お手入れが簡単で、表面の色柄のパターンも豊富にあって便利な建材のひとつです。

歩行時の衝撃を吸収したり、保温効果があったり、モノを落とした時の落下衝撃音も防いだり
表面についた水を撥水したりと、メリットの多い床材として、広く普及しています。

日本で使われるようになったのは、昭和36年頃。アメリカから輸入されたのがきっかけです。
すぐに国産化されるようになり、値段が手ごろなこともあり
集合住宅の洗面所などに多く使われるようになりました。

さて、問題の黒ずみはゴムの経年劣化によるものです。
家具の下地に塗布された防虫剤、防腐剤、謀蟻剤、オイルステンなどが
長い年月接触していると、それらに含まれている成分が徐々に染みだして
色が移ってしまうものです。残念ながら、一度変色してしまうと、元には戻りません。

クッションフロアは、きれいに掃除をしていても、ぺたぺたする感じがあります。
これを防ぐために、表面にエンボス加工をしたり、セラミックチップをちりばめて
さらっとした感じに仕上げた製品もあります。


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